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CFOメッセージ

収益力と資本効率の向上を両輪とし、企業価値の持続的向上を実現してまいります

2026年6月

執行役員 CFO 財務・コーポレートコミュニケーション統括部長 兼 財務部長 内田 敬之
執行役員 CFO 財務・コーポレートコミュニケーション統括部長 兼 財務部長
内田 敬之

2025年度は、原料価格の高止まりや需給構造の変化等、事業環境の構造的変化を受け、収益面では厳しい結果となりました。この結果を真摯に受け止めるとともに、当社としては収益構造の転換と企業価値向上に向けた変革を加速していく必要があると認識しております。

こうした状況を踏まえ、当社は既存事業の構造改革や生産性向上、資本効率改善に着実に取り組むとともに、「おいしさデザイン®」を軸としたソリューション提案の拡大や海外事業基盤の強化を進めてまいりました。また、政策保有株式の削減やdX※注・人的資本への投資など、中長期的な成長と企業価値向上に向けた基盤整備も着実に進展しています。 これらの取り組みは、2026年度に着実に成果へと結びつけることで、次期中期経営計画に向けた重要な土台になると考えています。

一方で、当社のPBRは依然として1倍を下回る状況にあり、ROEについても株主資本コストを安定的に上回る水準に至っていません。これは当社の重要な経営課題です。その背景には、収益のボラティリティが高い事業構造に加え、当社の成長性や将来価値を資本市場に十分に示し切れていない点があると考えています。

こうした課題認識のもと、2026年度は、基礎収益力の回復と成果創出につなげる一年として取り組んでまいります。価格戦略の徹底や高付加価値製品の拡販、コスト構造改革を通じて、収益力の向上と安定化を図ります。また2027年度以降の成長戦略へ確実につながる新たな価値創造への挑戦を進めることで、中長期の成長基盤を構築してまいります。

財務戦略においては、成長投資・株主還元・財務健全性のバランスを重視しながら、資本効率を意識した経営を推進します。株主還元については、DOE(株主資本配当率)を新たな指標として導入し、中期的に3%水準を意識した安定的かつ規律ある還元を目指してまいります。

また、ステークホルダーの皆さまとの対話を一層重視してまいります。事業ポートフォリオの変革や収益構造の改善に向けた進捗を、財務・非財務の両面から分かりやすくお伝えすることで、企業価値向上の道筋を共有してまいります。

CFOとして、収益力と資本効率の向上を着実に実現し、企業価値と株主価値の持続的な向上に取り組んでまいります。今後ともご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

※当社は単なる手段としてのデジタル化ではなく、本来の目的である「業務におけるトランスフォーメーション」を実現することを重視するため「X」に重きを置き「dX」と表記しています。

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